日本放射線腫瘍学会生物部会は、「放射線腫瘍学に係る生物学研究の連絡と提携、および促進並びに教育支援をはかり、もって学術の発展に寄与する」ことを主な目的として昭和48年に設立されました。この度、日本放射線腫瘍学会第57回生物部会ならびに第48回放射線による制癌シンポジウムを平成31年6月7日(金)と8日(土)の日程で、青森県弘前市にて開催致します。

 放射線によるガン治療は、新たな治療装置や治療方法の開発に伴い近年急激な発展を遂げております。そうした先端治療の発展は、放射線腫瘍学、放射線生物学や放射線物理学をはじめとする様々な基礎学問の進展無くしては有り得ません。本学術集会は、まさに臨床と基礎の懸け橋となるべくこれまで毎年開催されておりますが、本年は弘前市での開催となります。放射線腫瘍学に関わる幅広い研究者が藩政時代以来約400年の歴史をある城下町・弘前市に集い、学術の議論の場とすることは大変意義深いと考えております。放射線治療や基礎研究の発展と充実のため有意義な学術集会開催を目指しております。今回の大会のメインテーマを「放射線腫瘍学研究の未来を目指した今」とし、日本放射線腫瘍学会第57回生物部会ならびに第48回放射線による制癌シンポジウムを通して臨床と基礎の密接な対話を通して相互の交流を図り、関連分野との連携や協調により、放射線腫瘍学研究の一層の発展に繋げたいと考えております。

 皆様からの積極的な演題応募へのご協力をお願い致しますと共に、多くの皆様のご参加をお待ちしております。

当番世話人
柏倉幾郎(弘前大学大学院保健学研究科・放射線技術科学領域)